この問題は直接業界に直結している

この問題は直接業界に直結している

キャラクターが侵害されないかどうか

こうしたライセンスビジネスとして展開している業界模様を考察している中で、必ずと立ち会うことになる問題が一つある。中でもキャラクターなどをライセンス化、つまりは商品として権利化したことによって生じる弊害を招きよせることになる。このビジネスにおいてよく聞かれる言葉に『商品化権』というものがある。どういうものなのかというと、漫画やアニメーションといった作品に登場する特定のキャラクターを用いて広告や商品に利用することによって、経済的利益を得ることが出来るようになっている。何度となく話をしているが、実はこの商品化することが出来る権利を獲得することによって、法的な義務を背負うというモノではない。というより、明確に権利として確立されているわけではなく、それは法律としての枠で定められているモノではないと言うことをご存知だろうか。

作品に伴っている著作権などがあるのでそれと同定義なのでは、と思っている人もいるかもしれないがこの商品化権については、その著作権ではカバーしきれない部分もあるためそういった脅威から守るために生まれたのが、この『商品化権』となっている。というのも、そもそも商品の中に植えつけられている著作権を始めとした様々な権利を総括して称している『知的財産権』というものが、その商品化権という言葉で一括りにしているだけだ。

ただこうした権利によって商品が保護されているのかと聞かれたら、そんなことはないと理解している人も多いだろう。特に海外の方ではもはや問答無用で乱用されているという話をしたが、ここからはそんなキャラクターのライセンスビジネスに伴う問題について、考察を加えながら話をしていこう。

著作権侵害してませんか?
コインランドリー 開業すれば、意外と多くの方から支持を集める事もあるかもしれません。 無難かつ誰もが利用できるコインランドリー、この機にお考えになられてはいかがでしょうか。

時に揉めることもある

キャラクターを用いて商品化して展開するために、まずはライセンサーとライセンシーの2人に分けるところから始まる。そして色々な条件を元にして契約を取り交わすことによって様々な商品が生み出される準備段階が踏まれるわけだが、ここで既に立ち往生してしまうこともある。原因は契約条件というものだ、契約をするという事がどれ程大事なことなのかを説明しなくても理解しているだろう。契約書に記載されている内容は絶対であり、内容をしっかりと確認していないと時に自分に不利益な事態を被ることになったとしても、契約を取り交わしてしまった時点でそれは了承していることを意味している。意図的に契約書から排除されていたということを証明できれば、契約破棄することも可能ではある。しかし証拠を押さえられなかった場合には、契約そのものを覆すことはできない。このため、何をするにしても必ず利用規約などを一読して、何か困った事態に巻き込まれないかどうかを把握した上で、正式に契約を結ばなければならない。

この問題はそんなキャラクター関係の利権においてもそうだ、商品展開することによって様々な収益を生み出すことが出来ると判断したものに対して、商品化したいと思っている企業が山ほどあったとしてもだ。権利を所有している人間の意志を尊重できないとして条件が折り合わなければ、交渉決裂となってしまう。両者共に台頭となる契約を結ぶ事が出来ればトラブルになることはないが、早々納得できる案件はないと考えられる。そしてそんな問題は知的財産権が絡み合っている状態なら、双方で知的財産権に関する認識が共通していないことを前提にして考えていく必要がある。そのため本格的な取引檀家に入った際に、商品化権についての条件は曖昧な言葉で濁す事無く、はっきりとした条件を提示してどうにかお互いに納得できるように明文化する事が肝心となる。

ここではキャラクターについてピックアップしてみると、大体次のような条件で大まかに契約時にまとめられる。

キャラクターの商標権に関する条件例

  • 1:用いるキャラクターをどういった商品で、どの態様するのかをはっきりとさせる
  • 2:商品として発売された後、どのくらいの期間を目安として販売して行くことになるのか
  • 3:キャラクターの使用をどの程度の時間、契約に基づいて利用して行くのか
  • 4:発売する商品の値段として、いくらを妥当とするのか

4つの条件をとりあえず例としてあげたが、それ以外にも企業としての特性などを考えた場合、どういった用途がアウトなのかも明示しなければならない。分かりやすい例としてあげるなら、それこそ老若男女親しまれているキャラクターを、明らかに特定の年齢層向けに向けた商品を作るということだ。しかもそれが卑猥なものだった場合には、一般受けしているイメージは絶対遵守としているところが多いため、そもそも猥褻な表現に用いるために使用を許可している商品には適していない。中には確かにそういう商品もあるが、そういった趣向で生産されている商品なら、元々その傾向があるキャラクターとして認知されているので使用することも可能だ。

もしも自社の商品をいかがわしいことに使用するために考えている場合には、契約時に改めて風紀を乱さない商品を作り出すことを明言しなければならない。

ライセンスについてもっと知る

ビジネスとして円滑に進めるためにも

こうした交渉における駆け引きによって様々な取り組みが行われている中で、企業としてもブランド力は維持したい。特にキャラクターを用いるとなったら、まず親しまれているキャラ単体の魅力がその権利における商品展開によって損なわれないようにするためにも、最低限の条件は突きつけておく必要がある。とはいっても、いくら契約時に条件を提示していなかったからといって乱用されることもないだろうと、思っている人は考えがあまりといわざるを得ない。それが元で佐藤先生はかつてライセンサーとして契約を結んでいた某テレビ局と絶縁し、その後関連商品が発売される事が無くなってしまったという問題も出てきている。目に見える問題ではない分、慎重に取り組まなければならないのも契約時に必要な対処だということを失念してはいけない。