勢力図としては一番大きい

勢力図としては一番大きい

日本のキャラクタービジネスから、ライセンスビジネスを考えてみる

ライセンスビジネスとしての観点から見ると、商標権も確かに大事な権利となってはいるものの、作品に使用されている全ての範囲で効力を有しているわけではないという事実を見ると業界模様は複雑だ。だからこそ、誰もがこぞってこのビジネス産業に参画しようとしているのかもしれない。それによって時に莫大な利益を生み出すことになれば、企業としてこの上ないこと間違いない。そして何といっても日本におけるライセンスビジネスの主力となっているのは、漫画やアニメ、小説といった作品に登場するキャラクターがモチーフとした商業作品だ。これらの作品は今でこそ老若男女問わずして親しまれるまでに進化した日本において、オタク文化が躍進した事実を物語っている。秋葉原に見られるような非常にマイナーな作品だけではなく、国民性を示した誰が見ても楽しむことが出来る作品というのもある。そうした作品から登場したキャラクター商品は、時と場合、そしてその物にもよるところだが、バカにならない売上を記録することもある。

日本人そのものがオタクと化しているわけではないが、今の日本において何かしらのキャラクター商品を所有している人の数というのは、とある統計ではなんと9割近い人が所持しているという驚きの結果が提示された。そこには若干ではあるものの女性比率が僅かに高いこと、また男性でも50歳以上の中高齢期に当たる人達であっても商品を保有しているという。これは世界でも類を見ない国民性なのはいうまでもない、海外の諸国ではキャラクター商品といえば子供向けであるというイメージが強く、そもそも大人が持っていることはあまり見られない。日本という国が娯楽という楽しみに特化しており、海外でも日本のアニメや漫画などの作品が絶大な人気を誇るのも、こうした海外にはない日本独自の文化性が垣間見られるところが評価されているのかもしれない。

ではこうした基盤を持ってして、どのように日本のライセンスビジネスの一貫として展開されているキャラクター商品がここまでの人気を集めているのか、考察してみよう。

著作権侵害してませんか?

国民性に伴うところがある

日本におけるキャラクター商品の市場規模としては、非常に巨大な富を生み出す宝庫とみなすことも出来る。もちろん種類や権利的な面で既に申請されていたりすれば、その収益を獲得することはできないしても、もしも商品として新たな価値を見出せるような開発を行うことが出来れば可能性が出てくるかもしれない。そんな夢物語は良いとして、こうした市場が幼児、小中高学生といった低年齢層に親しまれている市場と見なされていたが、今では大の良い大人ですら子供が喜びそうな商品を開発している、なんてケースを目撃する事がある。市場として見れば子供よりも潤沢にまだ少なからず安定した収入を得ている人がそうした業界で資金を使っていれば、経済活動としても双方に利益をもたらすことが出来る。中には初めから大人を対象としたおもちゃも存在しているほどだ。所有している人の数からしてみると、その中には熱心に毎月いくらとも注ぎ込んでいる人もいるだろう。筆者としてもそういった人を少なからず目撃しているため、同意してしまう部分もある。

ではどうして国民性とまで言われるようにキャラクタービジネスが日本で盛んなのかというと、それは日本人がキャラクターに対して自己投影をしていることに起因しているという、結果を提示した人がいた。その人の話によると、キャラクターに対して心理的要因と機能的要因、更に社会的要因といった三つの要素が絡み合うことでそのキャラクターに対しての印象に大きく影響されることもあるという。そういう意味では、それまで全くそんな商品に対して興味すら示さなかった人が、突如としてコレクター並みに買い集めるといった行動をする人も出てくるほどだ。一体何がそこまでの原動力を生み出しているのかというと、愛着を持っているキャラクターに何を求めているのだろう。具体的に挙げると、

  • 日々の疲れやストレスを軽減、もしくは癒してくれる存在を求めている
  • 嫌な事があっても、次の日からもう一度元気よく活力に溢れていたいという願望から来ている
  • 退屈になりがちな毎日で、楽しくなるような出来事を欲している

上記のような点が商品を購入している人の購買意欲の根源に存在しているという。商品そのものに元気を貰ったりしている姿を見るとやるせない姿になるが、見ているだけで頑張ろうという気概が持てる人は多いのだろう。それだけ日々の生活で追い詰められている部分が強く、逃げ場を求めるようにしての結果なのかもしれない。子供目線では純粋に、そして適当にとりあえず欲しいから購入するというのが大半だろう、まぁここは大人と子供の求めている部分の差異として見ておこう。

もちろん、年齢によって人気を集めているキャラクターがどの世代で人気を得ているのか、というのも特徴的だ。幼少期の子からすれば愛着心などが沸き起こされるようなものを好んだり、大人としても名にリアルな女性の人形を始めとした商品を好んでいる傾向にある。

ライセンスについてもっと知る